江戸時代享保年間に制作された享保雛を展示します。

享保雛 きょうほうびな
                 
            
             男雛 43.3×33.1×16.7p
             女雛 38.8×46.8×24.0p
 
 享保雛は江戸時代中期の享保年間(17161736)に流行した内裏雛で、左右に張っている男雛の両袖、綿を入れて膨らませた女雛の袴が特徴となっています。錦や金襴地を着ている雛は高価なので、おもに町家などで飾られました。
 男雛の束帯(そくたい)と女雛の唐衣(からぎぬ)は、紺地に「菊花と丸龍紋(まるりゅうもん)」の金襴地を装っています。この雛は享保雛の中では大型といえます。世の中が安定した江戸時代中期には雛人形も豪華絢爛(ごうかけんらん)を競い、60cm以上の大型雛が制作されたりしました。このことから雛の大きさが8(24cm)までと制限されたほどでした。